読書もエンタか。一応。


自分の好きなものを好きなときに食べるってのは、
やっぱり幸せだよな。


ここ数日、図書館で借りてきた
池波正太郎の「食卓の情景」を読んどります。
池波正太郎と言えば、「鬼平犯科帳」(一発変換ならず。
どうなっとるんだATOK)や「剣客商売」などなど、
時代モノの巨匠ですな。







でもアテクシにかかると、
「食道楽として有名な」池波正太郎、となるわけです。


読んでみて、あ、いいな、と思うのは、
池波正太郎が、「食べる」ということに対して、
真摯で、そしてとても柔軟な考え方をもっている、
っていうことかな。


豪華な食事と普段の食事を、分け隔てなく、
「美味しく食べる」ということ。
自分の「オイシい」「マズい」という絶対基準を
持っているということ。
そしてその基準が揺らがないということ。


何より、「食べる」ということを大切にしていること。


多分に、
食い意地大きく心は小さくのアテクシにとっては、
こういう、
「食べるコトって大切だよな」
っていう考え方を全面に押し出してる文章読んでると、
落ち着くんですよ。
あ、1日の6割ぐらいを
「美味しいものが食べたいのだがどうしたらよいものか」
というようなことを真剣に考えてもいいんだ。いいんだね!
という気分になる。
(それもどうかと思うが。)


また、池波正太郎の食べ物描写は素敵なんだこれがー。
きっと、「鬼平犯科帳」他、小説の中に出てくる食べ物も、
素敵な描かれ方なんだろな。


素敵ってのは、つまり、
「読んでて、『う、(゚Д゚)ウマーそう…食べてみたい』」
ていうこと。


村上春樹の小説読んで「ビールが飲みたくなる」ってのと、
一緒かと。
読んだことないけど。
必然的に、飲みたくなったこともないけど。
ホウボウでそんな話を聞くので。書いてみました。


ともあれ、借りまくってる本が一段落したら、
是非、池波正太郎の小説を読んでみようかと思いますた。